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  • 執筆者の写真谷口 峻路

発達障がい|知的障がいのある子の楽器の教え方(ドラム編)

更新日:2019年2月6日




当方は発達障がい・知的障がいを持っている方向けのレッスンも展開しています。


現在、約20名の発達障がい・知的障がいの方が通われています。




これから習い事をご検討の方や、習われているお子様がいらっしゃる親御様のために、当方の教え方を紹介しようと思います!



太鼓に番号をつける

でも紹介しましたが、叩く太鼓を番号指定で伝えると誰にでも伝わりやすいです📗



写真で紹介すると、こんな感じです↓


このように数字を割り当てれば、どこの太鼓を叩けば良いかすぐにわかります💡



実際のレッスンでは、数字の書いたカードを太鼓に貼ったりもしています。(カードが気になる子もいるため、子どもの様子を見て判断)



また、数字よりも色の方が伝わりやすい場合は、色カードに変えたりもします🃏



ビートパターンを覚えるのが難しい子には、僕が叩いた太鼓と同じ太鼓を叩く『太鼓で遊ぼうゲーム』と言った感じに、ゲーム感覚で太鼓に慣れてもらいます!






ビートパターンは短くする&覚えたら曲で演奏


ビートを教える場合は、3回前後の回数パターンに区切って教えます。



短いことで覚えやすく、覚えられると自信に繋がるからです👍




動画の子は、『足+右手・右手・両手』の三つで一括りのビートに挑戦!


そして、覚えたらピアノと一緒に曲で演奏してみます🎹




楽曲を流しても良いのですが、楽曲だと子どものペースに合わせてくれないため少しハードルが上がります💦(楽曲の早さに合わせる練習が必要)



そのため、はじめはピアノで一緒に演奏することが多いです♫



一曲演奏し切ったら、たくさん褒めてあげます👍




曲を演奏しきることは、やっぱり達成感も得られるからか、みんな積極的に取り組んでくれます。



発達障がいや知的障がいのある子は、言葉での説明を受けるのが苦手な子が多いです。



そのため、時には本人の感覚が頼りになるため、出来るだけ太鼓に触れている時間を多く設けます。



結局楽しく太鼓に触れている時間を長く持つことが、成長に繋がりますね!




新しいことを教えすぎない



一つ出来ることが増えると、ついついもうワンステップ目指して新しいことを教えたくなりますが、子どもの様子次第ではあえてやめておくことがあります。


理由は、教えることが講師の仕事ですが、楽しく演奏してもらうのも講師の仕事だと思うからです。




新しいことを覚える時、人は凄く頭を使いますが、発達障がいや知的障がいのあるお子さんにとっては、その仕事量が膨大なことがあります。




結果的に、一つの事柄を覚えるのに疲れてしまうのです💦


そして、苦労して覚えたことが出来るようになって、また直ぐに新しいことを教えられると、また大変な苦労を要することになってしまします。




それを繰り返されると、嫌気がさしてしまし楽器がつまらなくなってしまうため、一つのことを覚えたら、出来る限り工夫してたくさん楽しみながら叩いてもらいます!




具体的な工夫方法としては



①曲を変える


②早さを変える


③間違えずに叩き切れた回数を数えて最高記録を目指す(ゲーム要素)


などなどがあげられます💡




曲を変えるだけでも、『すごい、違う曲も叩けるようになった!』という達成感も得られますし、早さを変えると単純に楽しんでくれます👍


数字が好きなお子さんであれば、③のやり方が凄く盛り上がったりします♫






いかがでしょうか?

このような感じで日々工夫をしながらレッスンを行なっております。



無料体験レッスンなども受け付けておりますので、興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください!





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