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  • 執筆者の写真谷口 峻路

目的は?発達障がいの子を通常学級で学べるよう研究

先日名古屋市が、発達障がいの子を通常学級で学んでもらうための研究を行っていることを発表していました。



一緒に学ぶ目的とは?


記事によると、名古屋市の特別支援学級には比較的軽い発達障がいの子も通っているため、通常学級で学ぶことにより他人の個性を認めてお互い尊重し合う人材を育てたいとのこと


放課後等デイサービスで仕事をする立場の僕としては記事を見た瞬間『ん?!』となりましたが、SNSで検索する限り僕だけの感想ではなさそうです。。。


以下、Twitterより



支援学級で精一杯な子にも適用?


放課後等デイサービスでは、支援学級から出された宿題をやることもあります。


しかし、出されている課題が本人のレベルにあっておらず、難しくてやる気をなくす子や怒ってしまう子もしょっちゅう見かけます。


話を聞いてみると、そもそも本人がわかっていなくてもそのまま進んでしまう支援学級も存在するらしく、当然その子はそれ以後の授業を理解しないまま進められることになります。


少人数制の特別支援学級でも、一人一人にあった学習スタイルを確立できていないのが現状です。


多動な子も同じ教室で?


ニュースを見る限り、特別支援学級に通う子ども全員を対象としている模様です。


まだ研究段階なので断言はできませんが、もし実行された場合椅子に座り続けるのが難しい多動な子も一緒に通常学級で授業を受けることとなります。


ADHDなど多動な症状を持つ子にとっては、10分椅子に座り続けるのも大変です。ロッカーの上や机に乗ったり飛び跳ねたりも日常茶飯事・・・


通常学級は基本先生が一人なので、動き回る子を注意しつつ授業を進めることとなります。

僕にはとてもじゃないですが成功するビジョンが浮かびません・・・


予算削減が目的?

ここからは僕の感想になりますが、上記の事柄を考慮すると通常学級の子にとっても支援学級の子にとっても勉強し辛い環境になってしまうと思います。


通常学級の子・支援学級の子それぞれにあった学習スタイルを確立するためには、個々にあった学習ペースが第一になると思います。


ニュース記事では『 他人の個性を認めて互いに尊重しあえる人材を 』とありますが、支援学級の子・通常学級の子・指導する先生の立場全てを考えると、どこも得しない気がします。


すべての子ども達を同じ学級で学んでもらうことで確実にメリットがあるのはどこかを考えると、予算削減くらいしか見当たらない僕であります。


みなさんはどうお考えでしょうか?

SNS等コメント欄でも構いませんので、お聞かせいただけると幸いです。


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