本日は発達障がいにまつわる記事を紹介したいと思います。
発達障がいを持つ人の感情を、音楽を通して理解を深める研究です。
発達障がいを持つ人の感情を理解するために
皆さんは発達障がいを持つ家族の考えていることがわからなくて困ったことはありますか?
アメリカに住むバシャーノさんもその一人です。
彼女は発達障がいを持つ弟の考えていることがわからないことがあり、何か理解するためのヒントはないかと思い研究を始めました。
研究方法は、まず発達障がいを持つ人に音楽を聴いてもらい、その曲を聴いた時の感情を自由に答えてもらいます。
その後、再び同じ曲を聴いてもらい、聴いた時『幸せ』『悲しい』『怖い』『落ち着く』のどの状態に当たるのかを選択してもらいます。
バシャールさん曰く、自由に答えてもらった感情と、四つのシンプルな選択肢の関係性が
‘’発達障がいを持つ人が自分の複雑な感情をどのように理解して、表現しているのかを知るための手がかり”
になるそうです。
音楽は感情を動かす
記事でも少し触れられていますが、音楽は人の感情をコントロールすることが可能です。
音は耳から入ると脳の感情をコントロールする箇所に直接影響を与えるためです。
楽しい・悲しい・興奮するなど、皆さんも音楽を聴いて様々な感情を抱いたことがあると思います。
また、その音楽を聴いていた時代のことを思い出させてもくれます。
学校で聴いていたのであれば学生時代を・仲の良い友人が勧めてくれた曲であればその人のことを思い出したりなど、幅広く脳に影響を与えます。
音楽を通して気持ちを理解する
今回紹介したバシャールさんのような研究まではいかなくても、普段接している発達障がいを持つ人の気持ちを『音楽』を通じてある程度知ることは可能だと思います。
僕が実際に放課後等デイサービスで行っている例を紹介します。
子どもと一緒にお散歩をしたり、送迎で車内にいる時に、発達障がいの子が好きな歌をアカペラや鼻歌で歌っていたら
『あ、今楽しい気分なんだな💡』
とわかります。
あくまで確率論ですが、悲しい気持ちや嫌な気持ちの時に好きな歌を歌うとは考えにくいためです。
この方法は応用すると子どもの気持ちを楽しくさせることもできます。
つまり、一緒にいる時にこちらからその歌を歌ってみると、その子の気持ちに作用します。
上記でも綴ったように、音楽は人の感情をコントロールすることが可能なので、好きな歌を聴かせてあげるとその子の気分を良くすることができます。
もちろん原曲をスマホから流すのも良いと思います。
いかがでしょうか?
今回はバシャールさんの研究と、僕の経験をもとに記事にいたしました。
歌を歌うことは、いつでもどこでもできるので、機会がありましたらぜひ試みてください。
バシャーノさんの記事
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